お酒と胸焼け(逆流性食道炎症)について

お酒と胸焼け

昨日はワインについて触れましたが、今日はお酒によって引き起こされる弊害について記載します。

私もたまに悩まされるのが胸焼けです。最近は逆流性食道炎という言葉もよく耳にする機会も増えていると思います。

 

で、なんでお酒を飲むと胸焼けが起こるのか私なりに調べてみました。忘年会から新年会と飲み会三昧のリーマン同志の参考になれば幸いです。

 

【要点】

★アルコールは胃酸分泌と胃運動の両方に作用するが、アルコールの濃度によって作用は変わってくる

 

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  臓器の働き アルコールの作用
低濃度の場合 高濃度の場合
   
胃酸分泌 促進 抑制
ペプシン分泌 促進
粘膜分泌 変化なし 低下
粘膜血流量 促進 低下
胃排出時間 短縮 遅延
       
食道 LES圧 低下  
蠕動運動 抑制  

 

※用語

ペプシン:胃液に含まれるたんぱく質分解酵素のひとつ。

 

・LES(圧):食道と胃の境目のところに下部食道括約筋(Lower Esophageal Sphincter→LESと略す)があり収縮と弛緩をしている

LES弛緩で、食物を食道から胃へ流す

LES収縮で、胃の内容物が食道に逆流してこないようにする

 

・蠕動運動:腸をはじめとする消化管が食物を口側から肛門側へと移動させる運動

 

胸焼けの原因は、お酒による刺激だけではないんですね。

お酒によって、酸がどんどん出てきて、食道の筋肉緩んで色々なもの戻ってきている状態ということがわかってきたし、何かそんな経験あると思ったのは私だけではないはずです。

奥が深い・・・

まあ、こんなこと考えながら飲んでいたらつまらないと思いますので深く考えず、適量を飲めたらベストですね。

近いうちに飲み会もあるので、お店の紹介もしたいと思います!!

 

胃の働き等について 参考:キャベジンコーワαのサイト

hc.kowa.co.jp